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日記 Entry

  • 2024年05月16日 カテゴリ:畑にて

    生命を頂く

    ステーキの焼き具合はいかががしましょうか。 レア―でお願いします。 お寿司はもちろんお好きでしょう? お刺身なんぞそれはもう大好物でして。 人はなぜ生を好むのか? . アラスカなどでの大自然の写真家 星野道夫さんをご存じであろうか。 残念ながらヒグマに襲われる事故で亡くなってしまったが。 その奥様直子様がご主人を偲ぶとある対談の中でこんなことを言っていた。 夫と新婚時代、狩猟で…
  • 2024年05月16日 カテゴリ:日記

    病と気

    病気とは読んで字のごとく、病と気とからなる。 はて ? なんのことか。 例えば、病は肝臓にできた癌。 気は癌のできた本人の気持ち。 そう説明すればお判りになりますか。 ある病を患ったことでとても落ち込んで、自殺まで考えてしまう方。 一方で、ケロッとしている方。 昔の話、私もある有名な病院で口腔外科(舌がんなどの治療)の病棟でカルテを記載していたところ ある有名な外科医が私にこん…
  • 2024年03月17日 カテゴリ:日記, 畑にて

    いよいよ春到来かな

    日中の気温もぐんぐんと上がり、私の畑周囲の梅が満開、つくしが顔を出し、菜の花の黄色が目にまぶしく感じる季節になりました。 街ゆく人も卒業入学のシーズンを迎え、家族連れの姿も多くにぎやかに感じます。 私もお墓参りを終え、いざ畑へ。 今日の予定は、トウモロコシの早植えです。 毎年、農園で野菜作りを楽しんでいますと、時として、ある冒険をしたくなるんですね。 それは周りの仲間より早く収…
  • 2024年03月03日 カテゴリ:日記

    美しい一瞬

    どんな音楽が好きか?なんて。 そんなときにありきたりの答え、例えばジャズ、クラシック、明るい音楽、静かな音楽、女性ボーカルが好き。 そんなこと言ったら、がっかりさせるでしょ。 私の好きな曲。 例えば映画のワンシーン、セリフのない俳優さんが、ふと見せる心の心情を表現する表情、その一コマ。 背後に流れる情景曲とでもいおうか、ピアノ一本でポロンポロンと、あるいはピアノとギターやはりイ…
  • 2024年02月17日 カテゴリ:日記

    最も愛するある花の季節

    ライカズミクロン35 蝋梅  私の好きな いや 最も好きな花 植木として構わない。 この花を好きなこと、他の追随をまったく受け入れない。 この花は他に花を見ない厳寒のこの季節に、なぜかただ一人黄色い蝋細工のような黄色い花弁を葉のない 枝に数珠成に、実にさみしくも、美しくも、可憐に ある意味、孤独に咲くのである。 さらにあろうことに、千里の風にのり、どの寂人にも届けと一筋の泉臭を…
  • 2024年01月01日 カテゴリ:日記

    あけましておめでとうございます

    あけましておめでとうございます。いつものウオーキングコースからの初日の出となります。 朝のウオーキングはすでに6年くらい継続していて、どんなに夜遅くても必ず4時半には起床して歩き始め、季節によっては毎日美しい日の出を眺めています。 朝の空気はとにかく澄んでいて、深呼吸するたびに昨日の疲れが溶けて消えていくのを感じます。 今年も体調を整えて、1年楽しく仕事ができればと思います。 …
  • 2023年07月17日 カテゴリ:日記

    庭のある一つの春

    冬枯れて、一面に霜柱が覆い、すべてが眠りについていたその大地に、 少しだけ夜明けが早く感じた朝、ふっと、スズランの芽生えを見つけたとき 思わず膝をつき、凍える指先を葉に触れる。 一瞬眼瞳が滲む。 おかしいと思われてもしかたないが、あなただったら理解できるはず。 生命力 たとえようのない生命力。 春に芽生え 夏に実をつけ、子孫を残し、他を養い 枯れていく ある意味頑固なまでに規則…
  • 2023年01月08日 カテゴリ:日記

    貴方の背中

    ライカ ズミクロン50 1月5日の坂本龍一さんのピアノソロコンサート が放映された。 私は坂本さんを誤解していた。 世界の坂本、人離れした才能、天才、 どこか違う世界の方。 その認識は、明らかに、まったく違っていた。 坂本さんは64歳の時に喉頭癌を、そして69歳の時に大腸がんを患い、去年は入退院を繰り返し、未だ体力は万全とは言えない状態であるとご本人。 お話しする内容の節々にこ…
  • 2022年10月20日 カテゴリ:日記

    この時代だからこそ

    ライカ  ズミルックス 35  狭山市 堀金 私は、被爆地広島で6年間歯学を学んだ 当時友人の中に被爆三世の方もおり、長い時が流れてもなお健康被害で悩まれていた 広島は7つの美しい河が三角地帯に悠然と流れ、 三方周囲を海河山で囲まれたそれは美しい街である そんな美しい街中の原爆記念公園の石碑にこんな文字が刻まれている 安らかにお眠りください 過ちは二度と繰り返しませんから これ…
  • 2022年07月24日 カテゴリ:日記

    毎朝ここにあるもの

    日の出後の僅かな時間。 夏の青く澄み渡った空に、遠く背の高い木々の深い緑が重なり。 朝だけの涼風が私の農園の葉を揺らす。 東の空には無事に生を受けた若いツバメ達が自由を謳歌するように群翔し弧を描く。 ほんのひと時、暑さを忘れた朝の農園で、葉に隠れて密かに赤く熟す大玉のトマト。 落とさぬように大切に左手を下に添えて枝からトマトを切り落とす。 手に落ちた瞬間、私はある種の強い重みを…
ぺーじゃー