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治療について
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患者さまから了解を経てお見せします。 私の仕事において重要な指針となるケースです。 78歳の男性です、 足腰がやや不自由になり、同時に手先もその動きにも年齢相応の衰えがあります。 おそらく歯ブラシや義歯の管理着脱が困難であることは予想できます。 この方は20年前から、欠損部を希望でインプラントにし始めましたが、70歳を超えて 全身的な問題でインプラントのオペが不可能となり、計画…
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奥から2番目の歯が大きくかけています、重度のう蝕です。 レントゲンで映る黒い部分より実際はさらに深く進行していると考えます。 おそらく、ほぼ100%の歯科医師は抜歯を説明されると思います。 患者さんはガックリ(ガッカリ+ビックリ)ですね。その後の処置が心配です。 そこで、いくつかの治療の選択肢と必要となる期間及びコストについて検討してみましょう。 まず 抜歯せずにできないか、 …
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先日ある若い開業医の先生から、これからの厳しい時代にどのようなビジョンを持つべきか どのような歯科医院を目指すべきか、という質問がありました。 これに対する答えは簡単ではありませんが、結局自分がどういう歯科医院にしていきたいかということに尽きる気がします 。 例えば自分一人と少人数のスタッフで見れるだけの患者を丁寧に見ていき、生活が成り立てばあとはあまり望まない。 患者数優先で…
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歯科医師という仕事柄、 常に病気とはなんぞや、そして 何を持って回復に向かわせるか このことについて、時として自分の体を実験台にしてよく考えます。 ここで 30年 仕事をして行き着いた考えが1つあります。 人間の体や心の病 いわゆる 病気。 これを治す物質は 必ずこの地球上に存在しているはずであるという確信です。 しかも それはごくごく身近にある。 &n…
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最初に結論を申し上げます。 とても必要な治療です。それはなぜか。 75歳を過ぎてもなお噛める歯は必要です。 なぜなら、それでなくとも口腔機能が低下している所へ、しっかり食塊を作り、正常に食道へ物を飲み込むためには、より多くの歯があることがとても重要だからです。 但し誤解しないでいただきたいのが、75歳になってからのインプラント治療ではありません、 若い時に 不幸にも歯に欠損が生…
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ネットを介しての病院選び、苦慮しますよね。 私の病院選びのノウハウを公開します。 これはあくまで私の私見なのですみません。 行きたい科があった時まずやはりネットでいろいろ見てみます。 皆さんはご存じないかと思うのですが、医療関係の施設の広告規制が昔からあり、それは医療選択の特殊性から行われてきたものなのです。 レストランや美容院などと違い、選択の結果が生命にかかわることもあるか…
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先日患者様からこのような質問がありました。ここは保険外の治療費がとても安いのはなぜかと。 私の所では今も昔もこの価格で治療を提供しています。 ただし昨今ネットで、色々な歯科のホームページでわざわざ他院より高い料金表を公開しているため(理解しがたい)、とても目立ってしまったのかなと感じています。 私の料金設定は私が払えるだろう金額を基準としているのと、医師の技術とはより多くの経験…
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大切な歯を失う原因。 難しいい説明は抜きにして、簡単にまとめましょう。 それは力です。 その歯の耐えうる以上の力が作用した場合失われます。簡単なことです。 力とは、もちろん物理的な力と、生物学的化学的な力があります。 ここでは物理的な力について説明します。 代表的な力は、嚙む力です。 皆さん、もしや、噛む力は強ければ強いほど良いと思ってはいませんか? 当院には噛む力を測る機器が…
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皆様こんにちは、6月より医療保険の改正(2年に一度時代の変化に合わせて診療報酬の点数をかえる)があり、色々と大変でした。 今回最も国が力を入れているのが、高齢化に伴い口腔機能の低下により要介護になってしまうのを予防しようとすることです。 口腔機能低下とは何か、 簡単に言いますと。しゃべりにくいい 飲み込みにくい 口が乾く ほっぺや舌を噛みやすいなど 一説にに寄りますと50歳か…
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皆様も日々感じていること、それは疑う余地のない超高齢化社会。 当院でも、来院される患者さんの年齢層の高齢化に加速感があり、 半年で変化を感じてしまうほどです。 その中で当然お口の中にも種々の変化が生じます。 そこで、最も歯科医師が恐れているお口の中の変化は何だと思われますか? それは唾液の極端な減少なのです。 唾液の働きは、経験上ある程度想像できると感じますが、 簡単に申し上げ…
ぺーじゃー