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歯科医師の思うこと Entry

  • 歯科医師としてのあるべき生涯とは

    患者さまから了解を経てお見せします。 私の仕事において重要な指針となるケースです。 78歳の男性です、 足腰がやや不自由になり、同時に手先もその動きにも年齢相応の衰えがあります。 おそらく歯ブラシや義歯の管理着脱が困難であることは予想できます。 この方は20年前から、欠損部を希望でインプラントにし始めましたが、70歳を超えて 全身的な問題でインプラントのオペが不可能となり、計画…
  • その歯の治療が抜歯と言われたときに考えること

    奥から2番目の歯が大きくかけています、重度のう蝕です。 レントゲンで映る黒い部分より実際はさらに深く進行していると考えます。 おそらく、ほぼ100%の歯科医師は抜歯を説明されると思います。 患者さんはガックリ(ガッカリ+ビックリ)ですね。その後の処置が心配です。 そこで、いくつかの治療の選択肢と必要となる期間及びコストについて検討してみましょう。 まず 抜歯せずにできないか、 …
  • 若き歯科医師の持つべきビジョン

    先日ある若い開業医の先生から、これからの厳しい時代にどのようなビジョンを持つべきか どのような歯科医院を目指すべきか、という質問がありました。 これに対する答えは簡単ではありませんが、結局自分がどういう歯科医院にしていきたいかということに尽きる気がします 。 例えば自分一人と少人数のスタッフで見れるだけの患者を丁寧に見ていき、生活が成り立てばあとはあまり望まない。 患者数優先で…
  • 2024年12月31日 カテゴリ:同業者の方へ, 日記, 歯科医師の思うこと

    経営学とは。

    私も約15年前まえ、順調に患者さんが増え、どうにも仕事がつらくなった時がありました。 もう一人先生を雇用し、診療室も拡大し、そんな短絡的な非常に稚拙な考えに陥ってしまうものです その際に、経営に関してのある講義を聴き、そこである教本の感想を当時このように記しています。 事業の拡大は、自分にとっていかなる意味が存在するのか? 「経営者の役割」この書籍を精読し終え、いわゆる「企業・…
  • 持つべきものは2つそれは?

    皆さんお元気でしょうか、 いよいよ 令和6年も最後を迎え、皆さん 楽しい年末を過ごされているでしょうか。そろそろ 今年最後の投稿になると思います 。 私にとって今年1年は、とにかく仕事、 特に インプラントに特化した仕事、 それと 畑とか料理とかそんなものに夢中になった1年でした 。 インプラントに関しては、 とにかく ノーメンテナンスで、 長く 強く いつまでも機能していける…
  • 病を治す方法

    歯科医師という仕事柄、 常に病気とはなんぞや、そして 何を持って回復に向かわせるか このことについて、時として自分の体を実験台にしてよく考えます。 ここで 30年 仕事をして行き着いた考えが1つあります。 人間の体や心の病 いわゆる 病気。  これを治す物質は 必ずこの地球上に存在しているはずであるという確信です。  しかも それはごくごく身近にある。 &n…
  • 保険外の治療費が気になります、

    先日患者様からこのような質問がありました。ここは保険外の治療費がとても安いのはなぜかと。 私の所では今も昔もこの価格で治療を提供しています。 ただし昨今ネットで、色々な歯科のホームページでわざわざ他院より高い料金表を公開しているため(理解しがたい)、とても目立ってしまったのかなと感じています。 私の料金設定は私が払えるだろう金額を基準としているのと、医師の技術とはより多くの経験…
  • 2024年08月04日 カテゴリ:同業者の方へ, 歯科医師の思うこと

    己を知ること

    こんにちは。 暑い毎日が続きますが。お元気にされているでしょうか? さて、今日はこんなことを考えてみましょう。 皆さんの日々の頭の中は? 診療のこと、家族のこと。友人のこと、スタッフのこと。色々なことがあると思いますが。その比率はいかがなものでしょう。 中には、7割は家族のこと、3割が診療のこと、あるいは9割が、医院経営のこと。いろいろとありますがこの中でもっとも憂慮すべき状態…
  • 2024年03月03日 カテゴリ:歯科医師の思うこと

    なぜに白衣を捨てるのか?

    幼いころから脳裏に焼き付き消えない光景と感情が一筋の光となっていまでも私を導いている。 幼かったころから近所の内科にことあるごとにお世話になっていた。 そこはいわゆる町医者の医院で床は木造、歩けば軋み薄暗さと言ったら到底今の医院の待合とは比較にならない。 診察室に入ると、そこには白衣を纏った医師が大きな机を前にして、ひじ掛けのついた椅子に腰かけている。 寡黙で、幼子をあやす意味…
  • 2020年12月30日 カテゴリ:歯科医師の思うこと

    良いお年をお迎え下さい。

    今年最後のブログなります。 最近最も気になること。 先生と呼ばれる方々の発言行動に違和感を感じている。 政治家、医師、歯科医師、昨今おかしくないか? もともと先生と呼ばれる人々は、貧しい人、困っている人、病んでいる人、そのような人たちを助けるためにその存在価値があった。決して豊かになってはいけない。 私も赤ひげのような医師なりたいと小さい頃から思っていた。赤ひげと言うのは、非常…
ぺーじゃー