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2026年07月16日

前歯は芸術的に

前回のブログで奥歯にインプラントケースをお示ししましたが、今回は最近行った前歯1本のケースを患者さんの承諾の上。皆さんと見てみましょう。

自慢ではありませんが、この前歯1本の欠損のインプラント治療。

ほぼ最近は完璧な結果を生んでいると感じています。

それは今までの30年余りの経験があったからこその結果であると自分自身感じています。

前歯のインプラント治療は非常にセンシティブなものです。それは笑うとよく見える部位だからです。もちろん経時的にも見た目を悪くしてはならない。患者さんもいつも見える場所なので、十分に満足感を持っていただけなれば成功とは言えないのです。

逆に言いますと、前歯のインプラントを勧められて、そこでインプラントを行い、笑った時に明らかにおかしいと感じる結果はそのドクターの治療計画に問題があったと言わざるを得ません。

例えば、前歯のインプラント治療を行う時に長年行っていれば、その結果がどういう形になるか?何年後にはどうなるか?それは十分予測可能なものです。

ですから、患者さんの希望を聞いて、その希望に添える形でできるかできないか?それをまず患者さんに説明します。

その結果、多少見た目が悪くても取り外しでないインプラントを望めば、それはそれで手術を行いますし、逆に審美的に完璧でなければダメだという希望が強くあれば、やはり自分には技術的に不可能であれば他の優秀な先生に紹介するなどをしています。

この将来にわたる予測。これこそが長年の経験を持つ先生のだけができることであり、昨日今日学んで前歯のインプラント治療を行うことには非常に危険な結果を伴うものです。

1度埋めたインプラントはそう簡単には取り外しはできないからです。

さて見てみましょう。

まず、前歯のインプラントは1 mm の狂いもなく適正な場所に埋入します。この1 mm の狂いもなくというのは極めて難しい。

何度もドリルの方向を確認し、本当に適正に埋めなければ始まらない。

次に周りの歯肉の形態を仮歯できちんと修正していきます。

これが仮歯を装着した時です。この時点で自分が考える歯肉のライン豊隆が整っているかどうか、それを改めて確認します。

そして、最後この状態のままコピーをするように完成品を作っていきます。これが完成したところです。

歯肉の連続性や歯肉の形も非常に自然で流れるようです。ちょっと見歯の全体のカラーが少しズレがあって、周りよりもちょっと白く見える。それは十分後からでも修正可能なもので私にとっては問題になりません、このケースは周りの歯をホワイトニングする予定です。

患者さんにとってはパッと見色ばかりが気になりますが、むしろ先ほどの歯肉の連続性、歯肉の豊隆、歯の表面の再現性そこが一番ポイントになるわけです。

私は北海道にある非常に優れた歯科技工士にこのような高級な歯を作っていただいております。表面をよく見ていただきたい。これだけの凹凸微細な顕微鏡で見なければわからないような質感、果たして容易にできるものでしょうか?この技工士さんの作るものは真に素晴らしく、芸術感のあるものです。

このように前歯1本の欠損のインプラント治療は非常に高度で、また芸術的で患者術者ともにその結果に非常に満足できればこれ以上にない幸せ感が残るわけです。

前歯はその人の表情のもとです。1本の欠損を果たして、どのような処置で補うか?

私であれば、もしもこのような結果を作ってくれる術者であれば是非お願いして、いくつになっても笑った時に美しい質感のある、自分が本来親から頂いたそのものの歯の再生をお願いしたいと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

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