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2024年11月14日

こうなってはいけない

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皆様もよく経験するとは思いますが。

他院でのトラブル症例で、自院を受診される患者さんです。

お話をよく伺いますと、患者様の一方通行のお話なので、歯科医師側だけにに問題があるように伝わりますが、必ずしもそうでないことは自分自身の経験からも言えることです。

治療そのものが大変難しく、説明を尽くしてもなをうまくことが運ばないことは

大変悲しいことではありますが、仕方がないことは多々あります。

歯科医師を変えることも大切な治療と考えますので、問題にすることではありません。

さて、しかし 最近最も危険だと感じるケースです。

当院のスタッフのお嫁様。

ある歯科医院でのできごと。

そこは信じられないくらいきれいな歯科医院、個室治療 歯科医師は多数在籍しスタッフも多いとホームページには記されています。

毎回麻酔をして、虫歯を指摘して、削り詰めるを繰り返し、毎回3割負担で5000円は当たりまえ

最後には削った後で、10万円のセラミックを薦めれて2日後までには返事をしてほしとのこと

この時点で、今まで虫歯1本もなっかた本人が疑問を感じスタッフの義母を頼りに当院に相談に来られました。

拝見すると、カリエスリスクは明らかに低く、う蝕多発する口腔内ではありません。

臼歯にはすべてレジン充填がされておりこれが今回の処置と思われます。

おそらくグルーブの些細な黒変を処置していると思われます。

10本虫歯があるといわれたとのこと。

歯牙にう蝕の疑いがある場合、レントゲン等で診断し、介入が必要かは十分に検討してから行われるべきです。

しかしこの過程を省き、とにかく削り詰めていたとしたら、それはもうモラルハザード

歯科医師でなく破壊士である。

大変悲しいことです。

現行の診療報酬で正しい歯科医師の仕事をしていますと、経営上もう一人歯科医師を雇用はできません。

必要以上にきれいな歯科医院も出来ませんし、個室治療も原則かなり困難です。

この原理原則から逸脱しますと、もしかしたらモラルハザードが起きるのかもしれません。

しかし大変厳しい現実の中でも、歯科医師としての威厳は決して失っていただきたくない。

こんな悲しく、つらい仕事をしていただきたくない。

そんなことが最近多くありますが皆様の所はいかがでしょうか。

若い先生に正しい治療と、将来への希望と夢を教えるのは、我々の大切な仕事です。

もしもそのような治療を強制されている勤務場所ならば、夢を失う前に、早く開業して自分の歯科医院を持っていただきたい。

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