ブログ
たまには歯について
人が老いるということ
それは形あるものを短時間で失い、形なきものを時間かけて得ていくこと
そう端的に言い切ったのは、果たして何方であろうか。
私である。
はたまた、失うものを嘘でもよいから再現させたいと全身全霊を持って試みるのも、
これもまた後悔から準ずる切望なのである。いわゆる永遠に対する願望である。
このケース、患者様の喜びに際し、掲載お許しを得たケースです。
咬合により前歯の根が破折し、インプラントを施行したケースである。
さてどの歯がインプラント、つまり嘘であるかお判りになりますか。
はい、ここです いまだ、完全治癒途中ですが。
ここまで今の技術で可能なのです。
ちなみに時間的、コスト的、説明しますね。
1日目、ct撮影 計画作成 院長が自宅で分析、マッチング、3Dプリンターでガイド作製
費用なし
2日目 破折した根の抜歯同時にインプラント埋入 仮の歯の作製 更には専門的になりますが
抜歯した歯の一部を骨内にあえて一層残す方法で、より長期にわたる自然な感じを維持します
1時間
135000円
3日目 約3か月後 型を取るなんて遅れたことはしません、スキャナーでデジタルキャン
20分
費用なし
4日目 3週間後 できたものをセット 20分
150000円
おそらく30年は壊れない トータルコスト 285000円
通院回数 約4回
1年償却コスト約10000円
1か月 たったの1000円
必要とした時間1時間40分
つまり、
インプラント治療は、術者、アシスタントが熟練してなければその分、また一見豪華な施設で行うほど、高い値段設定がなされるのかな?
そう感じてしまうこの頃です。
なお、インプラントを選択しない場合
両方の健康な歯を削るのでしょうか。