ブログ

2024年01月21日

矯正治療につきまして

学校歯科医である私は、多くのご父兄様のお子様の歯並びに関するお悩みを多く受けます。

また現在通院中の医院から勧められているといったお話もされます。

歯科医院で矯正を行う場合、院長先生以外の先生が決まった日に来て診察を行っているような所での矯正治療は、その先生が退職された場合など、よく説明を受けたうえで決めたほうが良いと思います。

途中で担当医が変わるのは好ましいことではありません。(本当はすべての先生が分かっていることです、ご自分では出来ないから招待するわけです)

矯正治療は人の成長とともに長期間のフォローが必要な処置です。

もし、その先生が退職された場合一体どなたが後をフォローするのでしょうか。

歯科矯正という学問は非常に特別で、大学卒後、幾数年研鑚を受けなければ、しっかりとした診断治療ができない、すなわちすべての歯科医師が簡単に診察できない分野なのです。

院長先生がしっかりと矯正を学んでその先生が責任を持って見てくれる場合は別ですが、基本的に日本矯正歯科学会がそのホームページで認定医の名簿を表示しています、ぜひ同じ矯正を行うのであれば認定医の資格をもった先生に診てもらい、その先生に今後ずっとフォローしていただける環境を選択してください。

また最近の話題となっているマウスピース矯正など、どれをとっても、お手軽 めだたない、など安直な文句に誘われて、費用ばかりかかって終わらないなど、当院にも実際そのような苦情を主訴として来られた方がございました。

ぜひ根拠ある説明と、かかる費用、期間などしっかりと事前に説明を受けて始めてください。

100メートル金メダリスト カールスイスさんは、歯にブレードをつけて走っています。

海外では50歳を過ぎてもなお歯並びを治したいとブレードをつけておられる方も多くおられるとか。

これは健康へ配慮されているステイタスの一つとも受け止められます。

恥ずかしいことは一つもございません。

ぜひ短期間で、確実に、余計なコストはかからない、根拠のある治療を受けてください。

いいね 4 投票, 平均: 1.00 / 1
読み込み中...