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ホームページを大きく更新します
ホームページを更新します。
約20年間ほぼ更新のなかったホームページをこの度大きく改新することになりました。
過去を振り返りますと、SNSがそれほど拡がっていなかった頃から、当院において、「ホームページの作製、CTなどの最新機器の導入、ネットでの予約、オールキャッシュレス」、
すべてにおいておそらくこの地域の中で比較的早期に導入していたのではないかと自負しています。
これはひとえに、患者様がより安全に正確に治療を受け、またより便利にという、あくまでも患者主体の考えから備えてきたものであり、それは、より多くの患者様の来院を促す意味合いではありませんでした。
それは、医師として患者様主体の治療をして行けば、広告宣伝などというものがなくても充分多くの患者さんに恵まれると開院当初から確信していたからです。
本当に信頼に足る歯科医院はごく一部です。
さて最近のSNSを閲覧しての自身の感想です。
(歯科医師会というものがあるので地域の先生方とはほぼ顔見知りです)
特に商業目的としたサイトでの各々自院の紹介には、なぜこれほどに修飾された表現になるのかと疑問に感じてしまうことが多々あり、もし患者様が期待して受診されたらどう感じるだろうかと心配になります。
実は、患者様がサイトで閲覧する歯科医院の情報には3割くらいの誤りがあるのではないか?
これはおそらくコンビニより多い歯科医院が抱える患者来院数の減少と医院経営の困難が根底にあり、また寄り添う形での商業目的のサイトの成り立ちがあるのではないかと感じます。
本来自身に見合った経営をしていればそのようなサイトに登録する必要はないからです。
いずれにしましてもその情報は、患者様主体を忘れた、自分たち主体のごく単純で分かりやすい大きな過ちを犯すこととなります。
経営者の優越感、自尊心 競争心、格付け感、単純で稚拙な感情を煽ります。
例えば、遠くからも「新幹線を利用し来ていただいています」などという自院を褒め称えるような表現。
本来医療は足が悪くなって通えなくなってもなお来ていただける距離の患者様を見るべきで。わざわざ新幹線に乗って遠くから来た患者さんの治療のその後を一体どう考えているのか?
本来はいかに患者様が希望しても、よく説明の上、早急に適切な医療機関を紹介するのが医師として妥当な行為です。
実は、ホームページを持たなくとも、本当に優秀で、私もお世話になりたいと尊敬する先生方は多くおられます。
それではどんな術を持ってそんな先生に出会うのか?
それは地域の方々の評判がたよりです。
実に簡単なことで、スマホは必要ありません。
さらにその先生のホームページがあればより安心して受診できるはずです。
私は今回そのような気持ちで作成にあたりました。
話は戻りまして私が作成したこのホームページ。なるべく正確に飾ることなく伝えようと作りました。しかしながらできたての綺麗なホームページを見てピカピカの歯科医院であるというイメージを持たれる方があるとすればそれは困ります。
30年近くの月日が経てば、それなりに古びて雑多になってしまうし、院長は忙しく飛び回っている状態です。また相性というものもありますので、最初で違うと思われましたらご勘弁をお願いします。
付け加えますと、私は開業以来歯科医師一人でやっております。すべての患者さんに必ず挨拶し、お口を拝見させていただくことを継続しています。スタッフだけで終わりはあり得ません。
最後に、ホームページ作成にあたり、どうしても自医院を第一に考えてしまいがちな私をいつも諭し激励してくれた家族とスタッフ、この素晴らしいホームページ作成にお力添えを頂いた(株)入曽デザインの方々に感謝の意を表して、新しいホームページ立ち上げのご挨拶と変えます。
院長 佐藤 敦