ブログ
前歯の症例

この症例も下の前歯が上に深く噛みこんでいることが、インプラント治療を難しくしています。

これが装着したところです。
ここでよく見ますと、ご自分の歯とは表情が厳密には違っています。
大河ドラマでアップにされる俳優さんにとっては困りますね。
しかし一般の方であれば他人とは近くても1メートルの距離がありますので、ほぼ満足されると思います。
実は歯の表面 色 いわゆる明るさや表情は千差万別で それを忠実に表現するのは容易なことではありません。皆さんも鏡でヨーク見てみてください。
面白いほど個性的でしょう。
この症例の前歯は、予算の面で一つのブロック(周りに近い色の単色石の塊)を削りだしたものです。
ですから微妙な凹凸までもはなかなか表現不可能なのです。ただしステインと言って、絵具みたいに色を付けることはできますので、多少のグラデーションはつけられました。
では全く不可能かと言えばそうではありません。
熱を加えると溶け出す材料を、色違いを用意し それを築盛していくことでより正確な個性を表現することが可能です。
これができるのが、本当に一部のベテラン歯科技工士という職業の方なのです。
すべての技工士ができるものではありません。
実際に患者さんの歯を見に来て、スケッチして、該当する色の材料を適切に盛り上げて完成する。
一つの芸術です。
これができる方は私が知る方は、2から3名です。
俳優さんなどは、きっとそんな感じで前歯を治すのでしょうね。

レントゲン像です。
インプラントの形はおそらく100種類以上はあると思います。
各会社がよりいいものをと開発に余念がないのです。
今 どんな形状がより長くインプラント周囲組織を安定に保てるか?

青い線 くびれていますね、
ノンマッチングインプラントと言って、この形が最も予後が安定するといわれています。
いずれにしましても、今一番いいものを提供できるのは、やはり数多くの症例の経験があり
常に最新の情報とシステムを導入している歯科医師です。
そんな施設で行うことが大切です。
1 投票, 平均: 1.00 / 1