ブログ
全ては流れることが大切
皆様も日々感じていること、それは疑う余地のない超高齢化社会。
当院でも、来院される患者さんの年齢層の高齢化に加速感があり、
半年で変化を感じてしまうほどです。
その中で当然お口の中にも種々の変化が生じます。
そこで、最も歯科医師が恐れているお口の中の変化は何だと思われますか?
それは唾液の極端な減少なのです。
唾液の働きは、経験上ある程度想像できると感じますが、
簡単に申し上げれば、お口の中の器官(舌 歯 口唇 )の保護・若返りホルモンの働き・消化酵素の働きなど、人が健康を維持するうえで必要不可欠な基本物質なのです。
あくまで経験上ですが、唾液がなくなったら1週間で歯は崩壊します。
それでは、唾液の分泌は何により左右されるのか、加齢によりある程度減少しますが
正常な方で日に1.5リットルもの量が出ます。
また、その調整は自律神経の働き・口腔周囲の筋肉の活動に影響され、緊張やストレスで減少し、簡単に口腔乾燥状態となります。
種々の内服薬の副作用としても出現します、代表的なのもが花粉症で内服するお薬など
また一部の胃薬などに見られます。
結局持続的に分泌が抑制されれば、唾液の機能が低下し、戻らなくなる危険があるのです。
それでは、唾液の流れを維持する習慣をお伝えしますので、毎日継続が大切です。
1・ストレスのない生活
2・不要なお薬は内服しないか、短期で終わりにする
3・日に1度 唾液腺マッサージを行う。
4・あえいおう など声出しを唇 舌 ほっぺをしっかり動かして行う。
4・水分は日に1.5リットル以上摂る。お茶などカフェインの入っているものは避ける。
唾液腺は左右の耳の下と下あごの底にあります。耳の下を掌で楕円を描くよう、また顎の下を同じくマッサージしましょう。
ストレスをなくす、これが最も漠然として難しいことではないのでしょうか。
深い森の中、葉から、朝日を浴び光を纏い滴る一滴が、いずれ大河となり、あらゆる生命に慈愛を注ぎ流れるように、とどまることのない循環が現世の原則です。
動植物すべては、その条理に従い、疑うこともなく受け入れ、日々を過ごしていく。
ただし人だけは、その知能の発達のため、時を止め心を止め悩んでしまう。
憎しみや後悔、先々の考えても仕方がない不安が人を縛るのもそのためである、
いやな出来事 いやな仕事、失敗や後悔、それはもう昨日のことですべては過ぎて変わっていくもの。
明日は明日の風が吹く。
そうです、心を止めてはならない、とりあえず流せばよい、
そう念じてみましょうか?
全ては流れていることがとても大事。
28日9時より12時まで、無料歯科相談をします。
その中でお口の湿潤状態を検査できる機器を使い診断いたしますので
ご希望の方は来院してください。