歯周病

歯周病について Periodontal disease

歯周病は感染症

歯周病は感染症

「コップの使い回し」「キス」「歯ブラシ」「宴会等の会食」などで感染します。
例えば
「結婚後に配偶者の歯周病が感染し歯周病になった方」や「母親が当院の歯周病の患者様ですと、家族の皆様が歯周病になっていた」などのケースから考えられます。
また、歯周病は全身状態に深く関与します。

  • 心臓疾患 2.5倍
  • 早産7.5倍の罹患率
  • 糖尿病の悪化 など

歯垢1mgに2億個の細菌が含まれており、それを毎日飲み込んでしまうことにより全身状態に悪影響を及ぼします。

こんな症状はありませんか?

こんな症状はありませんか?

  • 朝起きたときに口のなかがネバネバする
  • 歯ぐきが下がった
  • 歯みがきすると出血する
  • 食べ物が挟まりやすくなった
  • 硬いものが噛みにくい
  • 歯がグラグラする
  • 口臭が気になる
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯肉がときどき腫れる

1つでも当てはまったら歯周病の疑いがあります。すぐに当院にお越しください。

治療方法 Treatment

歯科内科治療

  1. 1. 位相差顕微鏡による菌の確認
    (3ヶ月に一度)

    菌の存在をきちんと見ることで歯周病に対する意識が変わってきます。そのため当院ではまず口の中に実際にいる菌を見ていただきます。そして患者さま一人一人のお口の状態から、最適な治療方法をご提案します。

    • カビ(カンジダ)

      磨きにくいところに根を下ろします。独特の匂いがあり酸を出すので歯がしみてきます。

    • スピロヘーター

      本来お口にはない菌で、これが増えると歯周病が悪化していきます。
      この菌の有無が治療効果の指標となります。

  2. 位相差顕微鏡
    位相差顕微鏡
    顕微鏡で見た歯周病菌
    顕微鏡で見た歯周病菌
  3. 2. 抗菌剤の内服

    とても効果がありますが、あくまでも一時的な殺菌にならないよう今後のケアが大切です。

  4. 3. カビの除去剤とカビ取り歯磨きの使用

    一部どうしても保険の効かない薬があります。現在学会が保険導入を推進していますが未だ導入されていません。しかしこの薬の使用は是非行いたいので、当院ではほぼ材料費のみの設定で行っています。是非検討してください。

  5. 4. 歯石を徹底的にとります

    歯肉が引きしまり、かみ合わせが変わります。「かみ合わせの調整」「動揺歯の固定」を行います。ここからは一般的な歯周病治療と同じです。

  6. 5. 定期的なクリーニング

    歯磨きの正しい方法の確認もしましょう。

  7. 6. ケースにより上記内服薬による治療を行います

再発を防止するには

毎日の歯磨きと歯科医院での定期検診が重要です。歯周病はうつる病気なので「回し飲み」「箸の使い回し」「キス」「くしゃみ」に注意しましょう。また家族全員で歯科医院の定期検診を受けましょう。