粘膜疾患
アフタ性口内炎 Aphthous stomatitis
お口の中にできる
小さな口内炎
発症したら痛みを和らげる治療を
原因は不明ですが、粘膜にできる白くて小さな潰瘍状の病変です。
強い接触痛を伴うので、疼痛のコントロールが大切で、通常1週間で消失します。
ただし、再発を繰り返す方は、漢方薬などでの体質の改善を必要とする場合があります。
扁平苔癬 Lichen planus
口腔がんになる
可能性も
ほっぺの内側にできる白いレース状のデキモノ
粘膜にできる白いレース状の角化病変です。一部悪性化の可能性を含むため定期的な経過観察が必要です。
ある程度の治療は当院でも可能ですが、ケースによっては慶応義塾大学病院歯科・口腔外科を紹介しております。
口腔がん Oral cancer
海外では死亡率が
減少傾向
早期発見と早期治療がとても重要です
最も注意が必要な口の中にできる悪性腫瘍です。
この30年あまりで10例ほどの悪性腫瘍を診断しましたが、ほぼ治癒経過をたどっています。
海外では早期発見・早期治療により死亡率は減少傾向にあります。他のがんに比べ、患部を直接見ることができるので、注意すれば早期発見が可能ながんであると言えます。口腔内の痛みや腫れなど初期症状を感じたら、そのまま放置せずに受診しましょう。
当院は口腔癌に関しても適切な研修を受けていますので、安心してご相談ください。